かず日記

Avenir Cycling Yamanashi / Juntendo University / Promotion x Athletes CYCLING

4/14 チャレンジロードU23 74位

宇都宮2連戦を終えたタイミングで、予定より早く積み上げてしまっていたため2週間のリカバリーウィークを。無事に蓄積疲労が抜け、少しストレスも抜け、全日本に向けてフルガスで過ごす2ヶ月間を前に良い準備を進めることができた。

しかしパフォーマンスはしっかり落ちた状態で今回のチャレンジロードに挑むことに。どんな状態であろうと勝つために最善を尽くすのみ。

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レースレポート↓

伊豆CSC 5.1km-12.5laps 63km ☀️ リザルト74位 チーム最高位:菅原3位

出走人数が160人、加えてクラス3からクラス1まで、E3からJPTまでとかなりの脚力差のある集団でカオスになることは容易に想像がついたため、序盤から脚を多少使っても前方に位置取り。ペースもあまり速く無く、アタック吸収を繰り返して序盤を終える。明治林原が動き出した4周目あたりから逃げが決まりそうな雰囲気がプンプンし始める。5周目に入り縦伸びした集団が緩んだタイミングで自分からアタック。すんなり決まりあっけなく逃げに。メンバーは順大同期の塩出と、「かっちゃぁーん」と叫びながらジャンプしてきた中央の虎、明治林原含む有力な10名ほどの逃げに。

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逃げでは余力を残して走るものの、明治林原は更に圧倒的に余裕そう。そして10人の逃げからも足並みが揃わないと感じたのか早々にアタック。ここはタイミング早すぎると自分は見送る。結果的にこれが展開としては致命的になった。そうして林原含む3名逃げ→6名(自分)→メイン集団の構図で6周目からラスト4周まで。今の実力では自分が動けるのはラスト3周くらいと考えていたため、そこまでは多少前と差が開きつつも動かぬようにステイ。逃げが分断してから15-20秒差で推移していたものの、こちらの集団がペースダウンしてしまい、ラスト3周地点で35秒差まで広がってしまう。

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ここで自分は秀峰亭前でアタック。ついてこれたのは塩出、京産矢萩。20秒後方にはメイン集団、前までは30秒。この差を埋めれるくらい脚を残していたつもりがペースを上手く上げれず、ラスト2周を残してメインに吸収されてしまう。

そう、ただただ脚が無く気づけば売り切れになっていた。チームメイトに集団を抑えてもらっていたのに情けない限りだった。吸収されてからは前3名を吸収するべくメイン集団のペースアップ。これも2発やって脚は無くなり、その地点で前まで20秒。結果的にあと10秒自分の引きで縮めれば菅原が勝てたかもしれない。申し訳ない。

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逃げは中途半端に終わり、集団牽引もあとちょっと足りず、全部が未熟なレースで終えてしまった。今回の反省は力を過信しすぎたことと、前に迷わず乗らなかったこと。だがそれまでのレース運びは悪くなかった。チームとしては自分のせいで勝ちを逃してしまったことは申し訳なく思う。トライアンドエラーを繰り返してより良くして行き勝てるチームを目指す。

ここからはJBCF、学連共に重要なレースが続く。全日本を中心に引き続き集中してトレーニング、レースに臨んでいきたい。

次戦は4/20.21東日本ロードクラシック!シーズン初群馬頑張ります!応援宜しくお願いします!

 

📷by gamo yoshiyuki

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3/24 JPT 宇都宮清原クリテリウム 34位

3/24 JPT 宇都宮清原クリテリウム ☀️ 3.0km 21laps 63km 34位 山里32位

3歩進んで2歩下がるとはまさにこのこと。

今日は昨日よりインターバルが少なく流れるコース。山里のスプリント、もしくは逃げで勝負。

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レースレポート↓↓

色々前置き飛ばしてリアルスタート。先頭でスタートしてちょいちょい逃げを狙う。昨日の疲労もあって回数打てないし全然決まらない。というか容認する気配が無かった。予想ではクリテリウムにしては距離が長いことや、インターバルが少ないため集団コントロールがしやすいことから、序盤の逃げを容認してもらえるのでは。なんて考えていたけど、結果的に最後まで逃げという逃げは決まらず。自分は序盤でなんとなく決まらなそうだと一旦後方に下がる。f:id:kazuki_watanabe_k:20240324231228j:image
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今回のクリテは落車が起きなかったけど、結構カオスな状況が何回かあって中盤あたりから自分は恐怖心が勝ってレースに消極的になり出してしまった。そこからは大して踏んでる訳じゃないし強度的にもキツくないはずなのに急にレースが辛くなってきて志布志クリテリウム同様逃げ出したくなってしまう。自分の性格は元々は本当にビビりで緊張し易い。よく言えば慎重なのかもしれないけど、スプリンターみたいなレースへの没入感が自分には少ない。おかげで一歩引いた状態でレースを走れているけどいざ勝負の時となると弱さでもある。f:id:kazuki_watanabe_k:20240324232002j:image

終盤に近づき、そろそろ前に行こうと一周使って前に上がる。各チームトレインを組み出す前に、逃げのチャンスを狙いに一か八かで仕掛けるが誰も着いてこない。この時作戦としては逃げ切れるわけなんて無いから、誰もこない地点で戻るべきだったけど、自分は勝負よりチャレンジして魅せる方に逃げてしまった。山里を引き上げて最後のリザルトを狙うことより、怖い集団スプリントから逃げるために自分のエゴで走ってしまった。はたから見たらチャレンジだったかも知れないけど、チームスポーツである自転車競技で恐怖心から逃げてしまったことは選手として致命的だったと思うと同時に、チームメイトには本当に申し訳なく思う。

怖いんだったら圧倒的な脚をつけるか、狙える選手のアシストをする。学連では無駄脚を使ってもある程度は修正ができて走れてしまうがJPT以上のレベルはそんなに甘く無い。チームとして毎レース確実にリザルトを残す為に、レース毎のやるべき事をもっと真剣に考えて走る必要があると感じた。今回のクリテリウムは自分のせいでリザルトが残らなかった。チームを引っ張っていく為にチームで強くなる為に、辛い時こそ逃げ出したくなる時こそ、強く居なければならないと感じるレースになった。

一歩ずつ。

次戦はチャレンジロード!

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📷by gamo yoshiyuki

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3/23 JPT 真岡芳賀ロード3位🥉

3/23 真岡芳賀ロードレースJPT 🌧️→☀️ 7.2km 14laps 100km 3位 ベストホープフル賞獲得。

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結果から言うと初のシングルリザルト、表彰台、ベストホープフルライダーを獲得することが出来た。

 

レースプラン↓↓

このコースをこのコンディションでリザルトを狙うためには、アヴニールとしてはトレインを組んでのゴールスプリントではなく、最終周もしくはそれまでの勝ち逃げを狙うしかないとGM、チームメイトと話した。自分らしく楽しんで積極的に行きたいなと考えながら気負わずレースに挑むことができた。

 

レースレポート↓↓

レース距離は100kmとロードレースにしては短いが、コーナーのグレーチングがウェットコンディションでかなり危険で加減速が激しいため、集団後方だとインターバルで苦しむコース。試走の段階で登らないコースではあるが、かなりキツくなるだろうと想像がついた。おまけに朝は雪が降るほど寒く、レース前半も5度で雨というまさに人間力が試されるレース。着込めるかぎり着込んでレインジャケットを着用してこれでもかというくらい寒さ対策をしてレースに。

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レースが始まってからはローリングスタートの段階で先頭に位置取る。リアルスタートしてからは、ウェットコンディションのグレーチングで落車が多発。落車の度に我に返り戦意喪失しつつも、前半は先頭付近で周回をこなす。最初の5周くらいはアタック合戦が緩んだタイミングを狙って、自分からも動きつつ逃げに行くが中々決まらず。この地点では体も調子良く余裕を持って走ることが出来ていた。後からライブ配信を見て、集団後方は無限にインターバルがかかり縦伸びし続けていたため、後ろにいたらきついレースになっていただろう。

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中盤に決まった岡本選手、入部選手の逃げは集団内にチームメイトが少なかったことや、最終的に捕まる可能性が高いことからパス。何人かブリッジがかかりそうだったら乗れるよう準備したが、2人逃げが容認され集団が緩む。このタイミングで30人ほどまで減っていた集団に、落車の影響で遅れて出来たセカンドグループが合流し、60名程の集団になる。アヴニールからは自分、よこやん、ふじいさんの3人で後半に向けて備えることに。この辺りから晴れ間が見え路面も乾きだし、レインウェアを脱いでお着替え。

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逃げと1分ほど差が開き、どのチームも集団コントロールし出さない中、地元チームである宇都宮ブリッツェンがトレインを組み前との差を縮め出す。アヴニールとしても逃げに乗せていなかったが、3名しか枚数を残せなかったこと、脚では他のコンチネンタルチームには劣っていることもあり、引かない選択肢ももちろんあったが、ロードレースに参加する1チームとして、仕事をするべきだと思い集団牽引に加わることに。加わりだして半周ほどで40秒差まで縮まり、登坂区間に入る手前でキナンさんが3枚で攻撃。そのペースアップで即逃げが捕まりレースは振り出しに。コンチネンタルチームの強さをまじまじと体感する瞬間だった。そのまま集団はペースが上がり出しラスト4周を切る。

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自分が動いたのはラスト2周に入ってからで、シマノ風間選手の飛び出しのカウンターで仕掛けて逃げを狙う。ブリッツェンの選手と2人で飛び出すも、終盤に向けてペースが上がった集団からは大きく差をつける事はできず最終周回に。集団スプリントで勝機がないことは分かり切っていたので抜け出せるタイミングは無いかと探し続ける。コーナー前の下りで前が踏みやめた瞬間にいけるかもと感じ、そのタイミングで目の前にいたレバンテのサウルエヴァー選手がアタック。即座に反応して飛び出し、コーナー明けて集団からシマノ風間選手、順大パイセン石原さん、マトリックスホセ選手が追いつき、その後4人逃げに。シマノさんが集団前方にほぼ全員集まってたことで、スプリントで勝機のある石原さんの逃げなら集団を抑える可能性が高かったため、意を決して後ろは見ずに決め切りに行くことに。

f:id:kazuki_watanabe_k:20240325170453j:imageもうそこからは地獄の5分間、2度千切れかけながらも全開ローテ。石原さん、ホセ選手の引きが強くキツ過ぎてあまり記憶が無い。なんとか本当にギリギリのところで誤魔化しつつ補給所の坂を迎える。後ろは10秒差ぐらいだろうか、まだ見えない。ここで4人の勝負になる事を確信。4人のスプリント勝負では自信が無く、一か八か立ち上がりで仕掛ける。限界のところで走っていたせいでキレも脚もなく、結果的に石原さんのアタックのアシストになってしまい、カウンターをもろにくらう。自分とエヴァー選手が着き切れず石原さんホセ選手の1位争い、僕ら2人で3位争いになり、3位表彰台はなんとか競り勝ちゴール。U23トップでのフィニッシュだったためベストホープフル賞も獲得。優勝ホセ選手、2位石原パイセン。f:id:kazuki_watanabe_k:20240324215159j:image
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JPT3年目にしてようやく初のシングルリザルトで表彰台。事前に考えていたことを実践して逃げ切れたけど、最後の5分間は絶対に勝つんだとか、作戦通りだとか色々考える余裕なんて無くて、ただただ無我夢中に走ってた。けど上位2人は明らかにまだ余裕があって、表彰台に乗れるか乗れないかの差はデカいかもしれないけど、それより遥かに今回の1位と3位は離れていたと感じた。3位でもこれまでのリザルトやキャリアを考えると上出来だったかもしれない。けれど勝てばアヴニールと自分の歴史を変えることが出来たと思う。これまでお世話になった本当に多くの人や両親ももっと喜ばせることが出来たと思う。だからこそ本当に悔しい。勝者だけが評価される自転車競技で勝つためにはまだ何段階ものステップを乗り越えなければならない。階段飛ばしで飛び級のリザルトを残せる選手では無いけど、一歩一歩確実に成長して必ず勝てる選手になろうと強く思った。

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少し嬉しそうなおっぺいさんを初めて見れたことはここだけの話🤫自分は恵まれていることに本当に多くの喜ばせたい人がいる。競技人生を終えた時に胸を張ってやり切ったと言えるように、お世話になった方達に恩返しできるように、引き続き挑戦して行きたい。

あと蒲生さんを残業させるためにも笑

📷by gamo yoshiyuki

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3/10 神宮外苑クリテリウム 大学対抗 個人6位 

3/10 ☀️ JICF 神宮外苑クリテリウム 1.5km-20laps 30km 6位 大学総合7位 中間スプリント賞

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2年振りの神宮外苑でのクリテリウム。大学対抗グループ1に順天堂からは自分、塩出、菅原の3名で出場。逃げは積極的に入って最後は2名が必ず上位に入るように立ち回っていこうと話しレースに。現実的な目標は大学総合3位。個人としてはもちろん優勝を狙って。

個人的に慶應の大前さんが必ず優勝争いすると思っていたので最もマークしていた。他にも挙げたらキリが無いほど有力選手は多かったけど、周りばかり見すぎて自分らしさを失ったレースはしたくないなぁとか考えていた。

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そしてレース。このコースはおそらく走った選手全員が口を揃えてきついと言うんじゃないかな。1.5kmと短い周回の中でフルモガキを2回する必要があってインターバルが他のコースと比べ物にならないくらいきつい。おまけに最初の3周ほどで久しぶりの調子の悪さを悟り、脚の反応が凄く悪くこのレースは地獄になることを覚悟した。

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序盤から中央の山下、日体玉城さん、カミタイとかとか積極的に動いてくる。自分はまだだなーまだだなーと動かず集団で捌く。7、8周目あたりまで集団が常に伸びてて周りを見ると割とみんな消耗し始めてそうだと感じる。決まりそうな雰囲気出始めたけどみんな誰も行かなかったから、9周目に立ち上がりで伸びたのを緩んだ瞬間自分から仕掛ける。ゆるーく行ったらやっぱり集団の反応は悪く5名で飛び出す事に成功。

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f:id:kazuki_watanabe_k:20240311172902j:imageそしてそこに大前さん、日大岡本がブリッジして7名のかなり良いメンバーで抜け出せたものの、さすがにこれは許してもらえず集団が追いついてくる。しかし集団が消耗してることは分かっていたので、捕まって一瞬緩んだ隙にゆるーく仕掛けるもこれも決まらない。この逃げはとりあえず10周目のスプリント賞だけ取って集団に戻ることに。ぶっちゃけこの辺りでかなりきつかった。なんだろう、いつもならもっと早く回復するのが回復しない感じ。典型的に調子が悪い日だった。そしてこの動きから一旦落ち着いて14周目まで距離を消化。多分だけどみんな消耗してて動きたくない雰囲気?

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レースが再び動いたのは14周目、序盤から動き続けていた日体玉城さんが1人で先行。集団は誰も追わない。と思いきや大前さんが1人でスルスル抜け出して追走。これまでの経験上乗るか迷った時はだいたいチャンス。そしてすぐにブリッジ。すんなり決まって中央山下、大前さん、日体玉城さん、自分の4人の逃げに。

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もう逃げ始めた瞬間から本当にきつい。久しぶりにその場から逃げ出したくなるほどのキツさ。兎にも角にも逃げ切るために死にかけながらローテして走る。なんとか誤魔化しつつ走り、勝機を見出すために考えるもかなり絶対絶命な状況。大前さんには恐らくスプリントでは勝てないし、その大前さんは4人の中で1番脚を残していそうだった。中央山下もかなり踏めてるし、自分の勝ちパターンとしてはここから独走するしか無いんだけど、当の自分はローテ回すのでかなり限界。でも諦めて辞めるわけにも行かないのでとりあえず逃げ切るために酸欠の頭で考えて走り続ける。が、最大20秒近く開いたメインともじわじわ縮まり出し、逃げもペースを上げることができずいよいよ八方塞がりに。メイン集団を見ると逃げに乗らなかった日大を筆頭に、集団の人数をびっくりするくらい減らしながらの鬼の猛追。順大もこの時点で勝負に絡めるのは自分1人になり、自分の順位だけに集中することに。決死の逃げも日大の猛追で最終周回で捕まってしまう。間髪入れずカウンターでカミタイが小泉を引き連れてパワープレイで爆走。日大の猛追からのカミタイの暴走で後ろは崩壊、自分はオールアウト寸前で7番手で最終コーナーを曲がる。立ち上がって一瞬緩んだ隙に速度差をつけていこうと試みるも、前6人のラインに塞がれてしまい後ろからスプリント。カミタイだけギリギリ刺して6位でゴール。

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今回も優勝することはできなかったけど、自分がやりたかったことは最大限できたレースだった。悪いコンディションの中でも積極的なレース作りを出来たことは次に繋がるように思える。しかし逃げた先で勝利まで持っていく武器が自分には無いことを、肝付ロードでの逃げや富士クリテに続き痛感するレースになった。このままでは逃げに乗って勝負はできるけど勝ちきれない選手になってしまう。オールラウンドに、かつ自分の武器も持った選手になって結果を追い求めていきたい。

 

📷by gamo yoshiyuki

3/2.3 富士クリテリウム 予選12位 決勝18位

2024 3/2.3 富士クリテリウム予選12位 決勝18位

まずは予選のレースレポートから。

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3/2 富士クリテリウム予選1組目 ☀️ 1.4km-30laps 42km 12位 山里16位 決勝→2名

アヴニールからは4名の出場。全員逃げ狙いで行こうと話すも序盤にできた10人の逃げに乗り遅れ後手を踏む展開。あぁ、やっちまった。頭の中で後悔がよぎるも、中盤にできた4人の逃げでなんとか最後までいくことができ12位で予選通過。あとは山里が最終周集団から逃げ切り、アヴニールからは2名決勝に駒を進めることになった。コンチネンタルチームはほとんどが4-6名決勝に進めており、自力の差を感じる結果となった。

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3/3 富士クリテリウム決勝 ☀️ 1.8km-30laps 54km 18位 山里周回賞

決勝ももちろん逃げを狙い、チャンスがあれば周回賞を狙う。2人とも乗れなかったら最後連携してリザルトを狙おうと話しレースに挑む。序盤から積極的に山里と2人で逃げを狙う。3周目に山里、自分含む10人くらいで飛び出すも吸収される。その後割とすぐ数名が飛び出しそこに飛び乗った10数人の逃げが決まる。山里がしっかり乗るも、自分は集団後方で待機していたBSの不気味な雰囲気に怖気付き、守りに入ってしまい乗ることを躊躇った。ここが今回の最大の失敗だった。これまでのレースもそうだけど、ためらった時守りに入ると大抵失敗する。直感を信じてもっと積極的に行きたい。

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逃げと50秒差ついた15周目からBSが先頭で牽引をはじめ、毎周5秒ほど縮まり出し、逃げを捕まえ最後は集団スプリントになる展開に。自分はひたすら温存してダメ元だけど最後のスプリントで狙うことに。ラスト2周くらいから案の定恐怖心が出始めキツくはないのに前に行けないし最後もゴリ押せない。最後1周のストレートで左のレーンが一瞬開くも突っ込めず埋もれて18位でフィニッシュ。自分自身は何もできず価値のないリザルトで終えてしまったが、山里が逃げて周回賞を取ってくれた。競技を始めてまだ1年ちょっとというのに本当によく頑張っていると思う。自分もその前を引っ張っていけるよう、より気合いを入れて頑張りたい。

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昨年より個人、チームとしても確実にレベルアップしてるとはいえ、自分は脚も頭脳も度胸も全てのクオリティが低いと感じるレースとなった。一喜一憂せず現状に満足すること無く、強くなることに貪欲になって結果を追い求めて行きたい。

 

📷by gamo yoshiyuki

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2/25 JBCF志布志クリテリウムJPT 12位

2/25 🌧️ 志布志クリテリウム 2.9km 20laps 58km リザルト 12位 

宿から6キロ自走で会場入りして試走してすぐにレース。走り始めこそ半端じゃない疲労感を感じたものの入念にアップしたことで状態はまずまず良い感じ。コースは雨+泥?砂利?火山灰?のせいで数周しただけでチャリも身体も顔もドロドロになる路面状況。勘弁して欲しい。笑

本日のプランは山里、自分温存でラストスプリント狙い。他のメンバーが逃げを狙うもしくは捌く方向でレースに臨んだ。

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レース開始して一周で感じたこと。カオス。怖すぎる。去年の走りやすかったイメージとはかけ離れてて集団、コーナーの密度も天候も相まって、ただただ恐怖心を感じながらレースを走った。こんな怖いの俺だけなのかな。みんな何考えて走ってんだろう。もうレース降りたい。そんなことばっかり考えてなんか泣きそうになりながら集団で距離を消化していた。そんな中前ではチームメイトが逃げのチェックに積極的に入っていてくれていた。仕事のクオリティどうのこうのでは無く、やるべきことをやってもらい最後を任されてる以上、いくら怖くても最後は狙いに行かないと行けないと鼓舞して最終周に入って最後尾あたりから前に。

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このコースはストレート1つで最後尾から先頭まで上がれることは分かっていたので、向かい風のストレートで最終コーナー手前でオールアウトするつもりで先頭付近に位置取りに行く。最終コーナーを先頭6番手あたりのアウト側で山里を後ろに控えた状態で突入したところ、イン側からの自転車ロケット特攻隊の奇襲によってスプリント前に落車が発生。巻き込まれはしなかったが、煽りをくらい減速してしまいそこからのスプリントもラインをミスり挟まれ前を抜けない状態で自分12位山里13位でゴール。1段階目の目標としていたシングルリザルトには届かなかった。

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怖かったばっかりでレースレポートに全然なってないけど、この先自転車でやっていくためには脚だけじゃなく精神的な強さも必要だと強く感じるレースだった。レース内容の反省としては、自分が集団スプリントしか考えていなかったことで、最終周のBS河野選手、シマノのアタックには全く動け無かったこと、スプリントも中途半端な順位しか取れなかったこと。しかし成長を感じたことも多く自分もチームも、そもそものポテンシャルであったり積極性、レース展開、全てのクオリティが去年より上がったように思う。引き続きチームで勝者を出すために試行錯誤しながらレースに臨んでいきたい。個人的にはトレーニングは順調に積めている。一喜一憂することなく、ここから更にギアを上げてまずは全日本に向けて集中していこうと思う。

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2024 シーズン開幕!イン鹿屋肝付ロード JPT

さぁやって参りました2024シーズン。インカレ以来全く更新してなかったブログを有効活用する時が来ました。張り切って参りましょう!

 

2/24 土 ☁️ JPT 鹿屋肝付ロード 6.5km 20laps 130km 50位 チーム最高位:山里 26位

今年から22チーム出走と去年から1.5倍から2倍近くの人数でレースをすることになったため、逃げを狙うチーム、スプリントで行きたいチームが増え、思惑がぶつかり合う激しいレースになることを自分なりに予想していた。鹿屋肝付ロードのチームのプランとしては最後のスプリントの混戦で勝負を狙うというよりは、スプリントの強い山里は集団待機、それ以外はチームとして後手を踏まないよう全員逃げを狙う方針。ダラダラ集団で走って完走を目指すんじゃなくて、誰か1人確実に高い順位に乗せるために各々がやるべきことを強く意識してレースに挑むことを事前に話し合った。f:id:kazuki_watanabe_k:20240226115609j:image

そしてレース。始まってしばらくはもちろん各チーム打ち合い。アヴニールとしても要所要所動くべきところでは動き積極的にレースに参加。自分は脚がついたのか慣れてきたのかは分からないが、人数が増えた集団でも去年より明らかにやりたいように動くことができたように感じた。アタック、吸収の繰り返しが7周目あたりまで続いたところでだんだん集団の反応が鈍くなってきてる感覚を覚えて、そろそろ逃げ決まりそうな雰囲気を感じ始める。そのタイミングで松山アベタカ選手のアタックでイナーメ島野選手が乗り2人逃げが決まる。自分は迷ったがここは2人だったこともあり勝負を決めるには至らないだろうとパス。集団は即座に緩んで容認すると思いきやサイクラーズの追走アタックで再びアタック合戦再開し2人逃げを吸収。そのままハイペースで周回をこなし集団はかなり縦伸びした状態で8周目をクリア。緩んだタイミングの下りでスルスル飛び出したら容認してもらえる。ビッグネームの選手含む10人の逃げを作ることに成功。

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逃げ始めてからは先頭400w以上でローテーション。中盤過ぎまでは逃げの中でも削り合いは始まらず集団とは1:00~1:30の差のまま高速ローテで距離を消化。勝負の後半に差しかかる15周目あたりからマトリックスのマリノ選手、BS河野選手筆頭にペースが上がる。この辺りから登坂で脚がキツくなりはじめる。逃げも徐々にペースを上げるが、それ以上に集団の牽引が有力チームによって行われたこともあり17周目に30秒まで縮まったタイミングで協調は崩れ逃げグループが崩壊。マリノ選手は気にせず単独で踏んでいき、そこにえげつない勢いでワープしてきた愛三草場選手のブリッジが決まり2名の逃げになり、自分は死にかけの状態で集団に吸収。2周を残して自分の逃げ切りのチャンスは失敗に終わる😇そこからは集団に待機していた菅原と山里のために最後のスプリントまで耐えたかったが脚が残っていなく最終周にドロップし50位でフィニッシュ。チームとしては山里が最後の勝負に若干遅れてしまい26位でゴールし最高位となった。

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チームとして前半から積極的にレースを作り、結果的に自分が逃げにのり後手を踏むこと無く終盤まで行くことが出来たが、最後の最後は各々の自力不足が目立つレースとなり結果に繋げることが出来なかった。より強くなって逃げ切ること、吸収されてからも最低限の結果を残せるようになりたい。

 

photo by gamo yoshiyuki📷

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