かず日記

Avenir Cycling Yamanashi / Juntendo University / Promotion x Athletes CYCLING

3/13.14 JBCF播磨中央公園クリテリウムE1

今シーズン初戦、4ヶ月ぶりのレースに出場してきました。結果から言うとDay1は12位でDay2が9位。シーズン初戦は満足いく結果を残すことはできませんでした。

Day1 12位 ave266w NP320w 66.5kg 

食事•準備•対策

金曜日に車で7時間ほどかけて東京から兵庫まで行き、前日入りした。その日は移動の疲労を抜くのと、調子を確認するためにローラーをホテルの外で30分ほど。調子は正直微妙な感じだったけど、レース前はマイナスな思考はしないように気をつけているので、絶好調だといいきかせた。(笑) 夕食はホテルのバイキングで、特に偏らせたりせずにバランスよく食べた。その後、温泉に入りイナーメオイルを使って筋肉をほぐして準備は万端。

レース1日目の朝、脚の調子は普通。コースは事前に調べた段階で自分のスプリントでは勝機が少ないと思っていたので、レース中盤から後半で数人で逃げ切り、得意な少人数スプリントに持ち込みたいと考えていた。ただ、上手くいかないことの方が多いので臨機応変に対応できるよう気をつけた。

会場に到着し、試走の段階では路面がウェットで砂利も浮いているという恐ろしいコースの印象。午前のJPROのレースを見ていると、やはり、コーナー上の砂利に加え、ハーフウェット路面の影響で、多くの落車が起こっていた。シーズン初戦で落車だけは避けたかったため、攻めた走りをしないことを第一に考えて走り切ろうと思った。ありがたかったことに、E1クラスタは午後出走だったため、路面は乾き、完全にドライだったが、コーナーでの砂利が怖かったため、空気圧はチューブラーでドライにしては低めのF6.4 R6.6で挑んだ。

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レース展開•内容

レースが始まり、リアルスタート後のS字コーナーを通過する時、思っていたより周りが攻めていて、離されてしまった。コーナーで離されて無駄に踏んで消耗し、使いたい所で脚を使えずただ耐える。全体的にそんなレースにしてしまった。最後まであまり余裕が出来ずに展開に積極的に絡むことはできなかった。上手い選手の走りを見ていると、コーナーを綺麗に抜けてインターバルがあまりかからず、展開に積極的に絡めていたが、1日目はそのコーナリングを理解し、実際に曲がることができなかった。逃げもできず、最終周回に入るが、登りで前方に位置取りをすることができず、スプリントもかかりが悪く12位でゴール。安全に走り切れたとはいえ、勝負に絡めなかった自分が本当に悔しかった。

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良かった所

•コーナーを攻めてリスクを背負うくらいならインターバルに耐えようと思い、コーナーはかなり慎重に走ったこと。

•インターバルに耐え切ったこと。

改善点

コーナリング能力

•1分~5分の短時間高強度耐性

•集団内で脚を温存する技術力

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Day2 9位 ave256w NP312w 66kg

食事•準備•対策

1日目のレース後の夜に、今日と同じように走っては無駄踏みが多くて、展開に脚を使えないため、どうしたら速く安全に曲がれるか、走行動画をもう一度見たり、コーナリング時の荷重を再確認した。正直効果があったかは分からないけど、何もしないよりはマシだったと思う。1日目の夜の食事は、いつも通り炭水化物に高タンパク低脂質のもの、野菜も摂りバランス良く。温泉に入ってマッサージ柔軟もやり、できる限り1日目の疲労を残さないようにした。そして2日目の朝、この日も脚はまずまずといった感じ。クリテリウムなので、食べすぎない方が良いが、2日目も出走が午後だったため、朝食は普段通り食べる。タンパク質炭水化物メインで900kcalぐらい。レース2時間前ぐらいに芋とバナナ食べて食事は終わり。

f:id:kazuki_watanabe_k:20210317181554j:imagePhoto by ぱっその嫁

 

レース展開•内容

レース開始して最初の4周くらい、実をいうと本当に千切れそうだった。ペースが速かったというよりは、前日より強い恐怖心からコーナーで離されてかかった、インターバルが本当に苦しくて集団後方にいることが多かった。5、6周目あたりで集団内でinfinity styleの選手とたまたま話した際に、コーナーが上手く曲がれないことを伝えたところ、レース中で、いわば敵にもかかわらず、ライン取りを教えていただいた。ありがとうございました😊強い選手も多いし、本当いいチームだと思った。ただ、次は負けません。(笑)

話を戻すと、、、教えてもらったその後2、3周はまだ上手く曲がれなかったが、2日間に渡ってコーナーで曲がる際にタイヤのグリップ感に集中し続けたおかげか、コーナー時のタイヤのトラクションが抜けない荷重のコツが掴め、レース後半に入ったところで、教わったラインで攻めずに速く曲がれるようになった。ここでようやく、使いたい所で脚を使えるようになり、レース展開に積極的に絡むことができるようになった。しかし、この時点で7周目あたりでできた6名の逃げとのタイムギャップが1分程度開いた状態。メイン集団は逃げにメンバーを送っているチームが抑えに入り、追いたくても回らない。自分の力が無くて単独でもいけない。逃げは綺麗に回り、どんどんタイム差が開き、ラスト4周あたりで追いつくことはほぼ不可能なタイム差に。無理だと分かっていても、負けず嫌いでじっとしていられない自分は集団で常に動き続けるようにしていた。ラスト1周は最後の登りで位置取りを済ませ、下りで微調整し、2番手発射だったがこれも勝てずに集団内2位でゴール。全体順位は9位。

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良かった所

•1日目にできなかったコーナリングができるようになったこと。

•諦めなかったこと。

•結果に結びつかない悪あがきだとしても、なんらかのアクションを起こしたこと。

改善点

•もっと安全に速く曲がれるコーナリング技術

•集団内の位置取り

•1日目と同じく、短時間高強度耐性

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まとめ

播磨中央公園でのシーズン初戦は、2日間とも残念な結果に終わってしまったが、得られたものは多く、シーズンに向けて必要な能力、足りていないものを確認でき、決して無駄なレースではなかった。それと、改めて選手として諦めない気持ちがいかに大事か再実感したレースでもあった。この2日間で1番自分を評価できることは諦めなかったことだと思う。3、4周目に千切れそうだった自分が諦めたらすぐにDNFだった状況で、諦めずに上手く走るために考え続けたら、最後はシングルリザルトを残せた。もちろんこの順位に全く満足していないが、勝てないにしても、選手として全力を尽くしてできる限り高順位を残すことは大事だと感じた。レース後、レース解説をおこなっていた今中大介さんが、「積極的に動いていたね。勢いがあって良かったよ。」と声をかけてくださり、嬉しく思うと同時に、選手として結果で評価されるようになりたいと強く思った。そして、このレースで得られたものを活かし、3ヶ月後の全日本選手権に向けて弱点強化、私生活から気を引き締めてトレーニングに励み、どれだけの結果が残せるか楽しみです。

今回も遠くまでサポートしに来てくださったチーム監督、写真を撮ってくださったりしたぱっその嫁さん、常に支えてくれている家族、様々な所で応援してくださっている方々には感謝しています。また、コロナ禍でまだまだ大変な情勢の中、大会開催してくださって本当にありがとうございました。