かず日記

Avenir Cycling Yamanashi / Juntendo University / Promotion x Athletes CYCLING

9/3 インカレロード2023 8位 ロード総合5位

まずはお久しぶりです。またしばらく投稿が空いてしまいました🥲

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今シーズン自分の中では1番重要視していたインカレロード本番を迎えました。今回は武山さんが2度勝利している美麻の憧れていたコース。約170km3000mup、5時間弱のレース。この日のためにできる最大限の準備はしてきましたが、乗り込みによる免疫力の低下からか、レース2週間前にまさかのコロナにかかってしまい、コンディションはドン底に。熱が39度以上まで上がり、1週間まともに練習ができないどころか食事もままならない状態に、一度はメンタルが折れかけましたが、回復してくる体調と共になんとか保ち、当日に向けて調整してきました。レース4日前に現地入りした時はまだ体調は完璧では無かったものの、日を追うごとに良くなり本番はパフォーマンスはベストとはいえないものの、いつも通りの体調、コンディションで迎えることが出来ました。

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今回美麻のコース1周12.8kmを13周、1周250mupほど。順大からは7人の出場。気づけば順大も大所帯に。

f:id:kazuki_watanabe_k:20230904164058j:imageレース前日にみんなで話し合い、序盤必ずできる逃げにトライできる人にはして欲しいとお願いし、自分と菅原、おー森は集団ステイ、後半勝負でレースに。結果的に逃げにのせることはできなかったけど、逃げに乗ることに積極的に名を上げてくれてありがとう。

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それでは実際のレース内容を。パレード走行が終わりレースが始まると早速ゴール前の登りで天野さん、日大2名含む逃げが形成される。そこにジョインする動きもあり結果的に8名の逃げに。概ね予想通りの展開で序盤から中盤にかけては集団で落ち着いてひたすら補給に専念。が、トラブルが起きたのは3周目。緩斜面の登坂区間で目の前の選手がハスって落車して回避できずに突っ込む。機材の故障、怪我もなく、チェーンを治して再乗車して事なきを得たが、リアブレーキがホイールに擦った状態で走ることに。この時は塩出が止まってくれて集団に復帰するまで引っ張ってくれた。ありがとう。ブレーキが擦った状態で3周ほど走った後、辻本コーチがいるところで1度自転車からおりブレーキを直して、押してもらって再乗車。この時も塩出は自分を待っていてくれて集団まで牽引。レース中の会話で既にかなりキツいと聞いていた中での行動だった。チームメイトに助けられて、自分の中で精神的な支えになった。本当に頼もしかった。おかげで気持ちを強く保つことができた。本当にありがとう。

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レースが動いたのは7周目、アヴニールのチームメイトであり今回優勝した日大の阿部源、イナーメ加藤くん含む4名のブリッジの動き。先頭までは2分ほど。乗るか迷ったが、自分が動くのはラスト3周と決めていたので見送る。これは事前の作戦ミスだった。保身に回らず乗るべきだった。ブリッジをかけたメンバーは先頭に追いつき、逆に序盤から逃げていたメンバーが1名ずつドロップしてくる。

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メインが大きく動き始めたのは9周目からで、そこからゴール前の坂のもがき合いが始まる。自分は追いついた際のために温存してひたすら耐える。一気に人数が減り始め先頭まで3分ほど開いていたのも1分半に。ラスト2周で20人くらいの集団から追う動きが出るも日大のチェックが入って、再び先頭から差が開く。自分は余裕がなくなってきて、脚も攣りそうで誤魔化しながらギリギリで耐える。集団には順大は自分と菅原の2人。明らかにキツい中ここから勝負と互いに鼓舞。そして最終周に入る坂で更に人数が減り、10名ちょいの集団になる。

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f:id:kazuki_watanabe_k:20230904231500j:image最終周、もちろん自分が勝負するつもりで。しかし日大の強力なチェックと攣りそうな脚では追いたくてもブリッジの動きに出れず、更には攣り始めて登坂で遅れ始めてしまう。なんとか下りで追いついて本当にギリギリのところでゴール前の坂まで耐えてついに最後の坂を迎える。最終コーナーを曲がると上に先頭が見えるも追いつかない。日大鎌田を先頭に最後の激坂に。攣りそうになりながら全開でもがくも、力は残っておらず8位でゴール。菅原は最終周遅れたものの最後まで粘って30位でゴール。

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今回、2週間前にコロナになったことや序盤のトラブルもありメンタル的にきつかった。やっぱりコロナから身体回復してないのかなとか、終盤までもつかなとか、このままだと千切れるかもしれないとか弱音ばっかり考えそうになったけど、レース中チームメイトに助けられたことや、3年間支えてくれた4年生の方達ともこれが最後だなとか、とてつもない声援をくれた順大のみんなや園田さん、わざわざ応援にきてくれた家族、日頃から支えてくれているパートナーや、色んな人のおかげで奮い立たせて、なんとかいつもの自分が戻ってきて走ることができた。だからこそ最後は勝ちたかった。けど力も判断力も作戦も甘かった。あと一年がラストチャンス。日本一になる。夢を夢で終わらせない為に全力で日々を過ごします。そして後輩達には背中で見せます。

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最後に。順大に入ってからこの3年間支えてきてくれた4年生のみなさん、ついでに古田さん。入ってきて早々から生意気だった1年を3年間面倒見てくれてありがとうございました。お世話になりました。色々あった3年間書きたいことは色々ありますが書くのはちょっと大変なのでまた今度機会があれば伝えます。笑

思うこともありだいぶ長くなってしまいましたがここまで読んでくださりありがとうございました。最後にいっぱい写真載っけておきます。

photo by 辻本さん、もなさん、井上さん

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園田さんをこき使う。
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イケメン。
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出走前。
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マジの出走前。ここさん3年間ありがとうございました。
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半目の牧田メン。3年間あざしたメーン。

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4年生ズと変なの。もなさん本当にお世話になりました!山口さんは、、、うん今8ヶ月目くらいかな。🤰古田さんも、、、うんあざした。

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5/28 全学クリテリウム

今回は珍しく早めにレースレポートを書きました。短めですが。

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昨年はロングスプリントでは全く歯が立たず撃沈した大井埠頭でのクリテリウム。今年はシングルリザルト目標で挑みました。当初の予定では1周目3周目最終ラップで狙いに行く予定でしたが、スプリントのカオスさに序盤で身を引いてしまい、結果的に一度もスプリントせずにレースを終えました。途中で危険すぎて降りようかとも思いましたが、スプリント以外で出来ることをやると切り替えて、逃げを狙うことにしました。が、そこは力も無くタイミングも悪く全て決め切れず最後は流してゴール。今日やりたかったことは明治の林原君が上手く実践していて自分はまだまだ力不足。

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最終的にスプリントからは身を引いてしまう形で、逃げも決めれず全学クリテは終わりましたが、木祖村に続くこのレースでも共通の自分の弱点を発見出来ました。引き続きレースは続いていきます。まずは来週チームTT個人TT、狙っていきます。応援よろしくお願い致します!

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5/20.21 木祖村2daysレース 

初めての木祖村2daysに出場してきました。アブニールからは神村、横矢、エリック、藤井、渡邉のメンバーで出場。初のステージレースで総合を狙えるようまずはチーム全員TTで上位を狙った。

ステージ1a 8.0km TT 11:31 4位

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事前に走行動画を見て、前日に車でも何周か下見をした。当日は3周試走してどこでベースバーを握るか、ペース配分を頭に入れてから出走。おかげでコースの不安は無く出走することができた。踏むところもっと踏めたなとかコーナーちょっとチキッたとか反省点はあるし、リザルトは惜しい感じだったけど、TTが苦手な自分には悪くは無い出来だった。けど金子さんとの差は圧倒的すぎて言葉が出なかった。

一応自転車のスペックと仕様はこんな感じ。

f:id:kazuki_watanabe_k:20230524190216j:image8~9kgくらい? F5.4 R5.6くらい レース1週間前くらいに導入したDH、ワットショップのミニモイとエアロヘルメットのHJCのadwattがかなりいい感じ。チームメイトは神村がチェーン落ちしてしまい11:40と不運に見舞われてしまったが、エリック、横矢んも12:00切るぐらいのタイムでまずは狙い通りステージ1aを終えた時点では総合1位。と言ってもリードは数秒しかない上に個人総合は1分近く離されている状態だが。

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ステージ1b 80km ロードレース 59位

そしてTTを行った日の午後に行われたステージ1b8.8kmを9周回の約80kmのロードレース。このレースの作戦として自分は基本集団ステイ。7周目のポイント周回、最後のゴールを狙う役割。エリックは集団待機、スプリントジャージと登りスプリントで狙う形。横矢ん、藤井さんで逃げを捌き、神村はステージ優勝を狙いたいとのことでレースをスタートした。

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役割は把握した上でレースをスタートしたが、自分はまだ暑さに慣れていないのか単に弱いのか最初からキツイ。縦伸びしやすいコース特性だと分かっているのに、前にジャンプする一歩が踏み出せず、序盤の明らかに決まる勝ち逃げにも乗れず、レース展開に絡む位置取りも終始出来ずにこの日は集団から遅れてレースを終えた。チームメイトは神村が勝ち逃げに乗り、ドロップしたものの先頭から1分遅れの6位が最上位で1日目が終わった。1日目を終えて、チームは総合2位。TTから更にタイム差を開かれ、実力的にも優勝は厳しいかもしれない状況。次の日はステージ優勝と一か八かで序盤から仕掛け続けて厳しいレースに持ち込み、チーム総合逆転を視野に入れてレースに挑んだ。

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ステージ2 120km ロードレース 36位

総合から大きく遅れている自分はこの日は一か八かで序盤から逃げに乗るプラン。総合上位の神村は集団ステイ。横矢ん、エリックも積極的にレースを動かしていく方向でレーススタート。自分は1周目から逃げを狙うべく、レッドゾーンには入れないように抑えつつ攻撃していく。何発か行った後、2周目の登りで攻撃することをチームメイトに伝え、その直後にかかったアタックに便乗する形でエスケープ集団に乗る。逃げ始めは8人で総合上位の選手も含めた逃げは順調に集団とタイム差を広げていった。自分はかなりキツくローテをところどころ飛ばし、引く時間で調整し誤魔化しながら走る。最大2分40秒ぐらい開いたのち、集団とのタイム差が縮まり始めたところから逃げもペースを上げる。が、残り3周の地点で少し開いた差を詰めれなくなり逃げからドロップ。100km近く逃げたがそこで脚は終わってしまった。もっと誤魔化しながら走ればとか出来ることはあったかもしれないけど、最後まで残った逃げのメンバーより明らかに脚が劣っていて、ただただ不甲斐なかった。集団に戻ってからは踏める限り牽引をしようとしたが、登りで弱ペの岩田の強烈なアタックで集団は崩壊し、生き残ることはできず後は完走だけしてレースを終えた。チームとしてもエリックの11位が最上位となり、最後の勝負に絡めず悔しい結果となった。

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結果は出なかったが、今回のレースではこれまでで1番それぞれがチームのために何をすべきか理解し、実践できたと思う。ネガティブな部分をしっかり認識しつつ、できた部分を肯定して、これからも前向きにレースに臨んでいきたい。次戦は5/28 学生選手権クリテです。引き続きの応援よろしくお願い致します。

4/16 西日本ロードクラシックJPT

兵庫県立播磨中央公園にて開催された西日本ロードクラシックJPTに参戦してきました。金曜に千葉から東京に移動し、土曜日にチームと合流。去年もお世話になった会場近くのスポーツホテルに前日入りしました。まだまだパフォーマンスを上げる余地はある状態ですが、その中でもまずまずコンディションを整えてレースに参加できました。

去年は引きずられ続け苦しかった播中でのレース。位置取りがそこまで得意ではなく、集団後方で序盤は耐える。最初の数周を終えたら徐々に上げて行こうと考えていた矢先、連続するコーナーでリアが滑り出し、まさかの2周目でパンク。序盤の速い周回でニュートラルカーが来るまでに1分以上かかった上に、ニュートラルのホイールがナローリムすぎて交換してもリアブレーキが当たらず効かない状態に。途中までニュートラルカーに牽引してもらいましたが、ブレーキが前しか効かないのはあまりに危険なためレースを降り、西日本ロードクラシックはまさかの3周でレースが終わりました。あまりに不完全燃焼でしたが、これもまたレースと捉えてあまり気にせず次に切り替えていきたいと思います。たった3周のレースでしたが、細かい改善点を修正、そしてパフォーマンス向上に努めていきます。次戦は4/29.30の群馬CSCにて開催される東日本ロードクラシック。チームからまずはシングルリザルトを出せるよう頑張ります。応援宜しくお願い致します!

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レース不完全燃焼すぎて兵庫の山を少し堪能させていただきました。

3/25 境川トラック新人戦 4kmip 4:50 3位

更新が遅れましたが、先日学連主催のトラック新人戦4kmipに出場しました。今年からロードレースだけでなくトラック競技、主にタイム種目にも積極的に取り組んでいこうと考えています。というのも、タイム種目の面白さに気づいたのもありますが、自分の弱点である領域のトレーニングにもなるためです。

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そしてその初めての4kmip、境川バンクにて開催された新人戦に出場しました。新人戦には4日前から現地入りし、3日間バンクで乗り込んでから本番に挑みました。境川での目標タイムは4分45秒。大会前日の4kmipのタイムは4分48秒。大会前日は快晴でしたが、当日は雨で更に気温が低いことが予想されたため快晴で48秒だと、よりバッドコンディションになる本番は45秒は正直厳しいかもしれないと思いつつ当日を迎えました。

大会当日、午前中に大雨極寒の中行われた安全講習という峠を無事乗り越え、カフェインを200mg摂り、計1時間のアップを終えていざ出走。出走の台に跨ってからはスタートまであっという間で、気づいたら出走。スタンからの1周、2周、3周とピッタリ予定通りのタイム。しかしそこで後半に備えて若干コーナーで踏むのを抑えめにしてしまい、タイムは0.2~0.5秒刻みで落ち始める。抑えすぎたなと踏み直すもタイムは上がらず維持程度。結局そのままラスト1周以外上げることはできず、4分50秒9でフィニッシュ。ゴール後は本当にオールアウト。きつすぎて終わってからも1時間くらい頭痛と息切れが。でもあんなに追い込める4kmは自転車に乗っていても中々経験できないのでハマりそうです。

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タイムは目標にかすりもせず、初めての4kmipは苦い結果となりましたが、今自分が出せる力は出し切ったと本当にそう言えるので、悔いは無いと言いたいところですが悔しいです。

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4kmipはリザルトに及ぼす外的要因が、ロードレースに比べると極端に少なく、どこまで準備してきたかがほぼそのままリザルトになる競技だと捉えていて1秒、コンマ数秒を縮めるための努力を誰よりもしてきた人が結果を残せるものだと思います。自分を突き詰めるという意味でも、この種目への取り組み方次第では、ロードレースや他種目、また競技以外の場面にも活かせると考えています。次回大会は、ロードレースは4/15に開催されるJPROツアー西日本ロードクラシック、トラック種目は8月のチップスターRCSに出場予定です。ロードレースとトラック競技、双方で結果を残せるよう引き続き頑張ってまいります。今回はこの辺で!ご覧いただきありがとうございました。

3/4.5 富士クリテリウム 予選39位 交流戦12位

前回の鹿児島遠征から1週間でクリテリウム。合宿〜遠征で約2週間追い込み、疲れが若干見え始めた中この富士クリテリウムを迎えた。

1日目は予選。各組上位25名が決勝に進むことができる予選を集団スプリントでの通過を考えていたため、自分からは一切動かずラストの位置取りに備えることに。チームメイトの横矢はスプリントは望んだ展開ではないため、できるであろう途中の逃げに乗ることをレース前に話してからスタート。やはり序盤から逃げたい選手達がアタック合戦。インターバルのかかりにくいこのコースは後ろにいる事にメリットがあるため、自分はわざと後方にステイ。中盤までに何度か集団が伸びては吸収を繰り返し、ハイペースが緩んだ隙にできた5人の飛び出しが決まってしまう。アヴニールはその時載せれる位置に誰もいなかった。まだブリッジが間に合うかなというタイミングから1、2周遅れて横矢が飛び出すも、集団に吸収されてしまい、アヴニールは全員で最後のスプリントを迎える。集団後方からスプリントでは誰のラインに乗るか、あらかじめ考えていたが、有力選手の後ろは誰もが乗りたいため、今の自分の技術では位置取れず、自分で前に行くことに。ラスト1周のバックストレートで1番右側のラインが一瞬空いたがそこに突っ込んでいく度胸は無く、目の前にいた北野さんのラインに乗っかりコーナーイン側に突っ込む。そして最終コーナーまさかの落車が発生し、巻き込まれなかったものの煽りを喰らい、元々後方にいたのに更に遅れを取ることに。そこからはフルもがきしても届かず、更に前のスプリント中の密集度にビビってブレーキしてゴール。結果39位。

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逃げを打たなかったのは今回の自分のプランに無かったので、それに関しては脚を温存しながら、プラン通りに進めることができた。だが、クリテリウムの最後の位置取りに関しては今の自分には全く及ばなかった。今回の予選で、アヴニールは集団後方に待機して脚を温存して最後まで行っても、あの集団スプリントを制する力は無いため、逃げに乗ることでしかベストリザルトを残すチャンスがないことがはっきり分かった。これからのレース、自分達が何をすべきかやっと自覚できるようになった。これが1番の収穫だった。

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2日目はアヴニールは決勝に誰も進めず、交流戦に4名が出場することに。この日のプランは逃げ。無駄には動かず、決定的な逃げができるであろうタイミングで確実に乗れるよう、プランを話し合いレーススタート。予選ではなく普通のクリテリウムで短いということもあり、有力選手達が積極的に動かしていき、集団は1度も緩むことなく最後まで。昨日とは違い、いつでも逃げに乗ることができるよう序盤から前で展開に絡む。バックストレートで、シマノ石原さんがアタックしたタイミングで自分も乗る。が、集団は許してくれず若干先行した状態で1周ほどで吸収。この動きをしたあたりから心臓に激痛。苦しくなってこれ以降耐えるだけのレースになってしまった。本当に苦しい時間が続いた。残り周回数を消化しなんとかマシになってきたラスト2周あたりでBS橋本選手がアタック。自分は反応できる脚も位置にもいなかったが、何人か引きちぎられて独走している様子が見えた。そこから丸々1周かけて先頭付近にいき最終周を迎える。メイン集団ももちろんペースが上がっているがあの1人逃げには詰まる気配がなかった。マシになったものの、謎の心臓の痛みも取れない状態で、脚もかなりきつかった。最後は運良く最終コーナー前右側が空いたのでそこに突っ込み6番手くらいで曲がる。最終ストレートでは、目の前にはシマノ石原さん。いい位置取りから発射できたが、最後は後ろからきた選手に接触されて自分が引いて数人に一気に抜かれ12位でゴール。BS橋本選手は2周丸々逃げ切って優勝。ちょっと理解できない異次元なレベルでした。

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この2日間も結果としては残念に終わったが、チームとしてやるべきことが見えたレースになりました。それをこなせるだけの身体を準備し、リザルトを残すチャンスを掴めるよう引き続きシーズン頑張っていきます。それとレース中あまり感じたことのないレベルの心臓の痛みが走ったので病院に行こうかと思います。詳しい方いましたら何か教えていただきたいです。

次戦は3/25.26の学連トラック新人戦4kmipに出場します。目標タイムは4:45でA標準を切りにいきます。アヴニールは同日、JPROツアー袋井•掛川ロードレースに出場します。どちらも応援宜しくお願い致します!

2/25.26 JPROツアー開幕戦 鹿児島ロード•クリテリウム

2023シーズン初戦、鹿児島県志布志にて開催された鹿児島大会ロードレース、クリテリウムに参加してきました。結果は以下の通り。

2/25 ロードレース 55位•周回賞獲得

2/26 クリテリウム 51位

まずは1日目のロードレースの振り返りから。1周6.5kmの周回コースを20周の130km。登りは1箇所のみのフラットでコーナーも少なく、インターバルもかかりずらいコース。集団だと楽だけど逃げるとなると途端にきつくなる、そんなコース。

この日の目標はただ完走することではなく、チームからシングルリザルトを出すことであった。アヴニールとしては主に自分、横矢、瀬戸口で有力チーム含む逃げにはチェックに入り後手を踏まないよう気をつける。新規加入のカナダ人のエリックは、基本集団ステイで最後のスプリントに備えることを前提としレースに挑んだ。

レース開始直後から逃げを目論んだアタック合戦が始まる。アヴニールとしても乗り遅れないよう前半は主に横矢がメインにチェックに入ってくれたものの、後半への温存を考えすぎた自分は多く動くことはできず、レース展開にあまり絡まずにレース前半を終えた。しかし、この辺りから集団の動き方や走り方が掴めてきて位置取りがかなりしやすくなった。そしてレース中盤、キナン新城選手が動いたタイミングに上手く合わせることができ、既に逃げていた2人を吸収し計7人の逃げを作ることに成功。
f:id:kazuki_watanabe_k:20230228012754j:imagephoto bicycle clubより。

その際タイミングが良く周回賞も獲得。ここまでは前半のミスを取り返すことができ、これまでできなかった動きをJPROツアーで出来たことは素直に嬉しく思えた。だが逃げ始めて4周ほど経ち、ゴールまで残り4周を切ったあたりで脚は完全に売り切れてしまい逃げからドロップ。その後ペースアップしたメイン集団からも半周もしない内にドロップし55位でフィニッシュ。アヴニールとしては最後にエリックをスプリントで絡ませることができるよう、瀬戸口、横矢が集団に残っていたが、集団分裂の際に前に送り込めなかったことや、エリックのスルーアクスルが外れかけるなどの予想外のトラブルが相まり、瀬戸口の30位がチーム最高位としてレースを終えた。目標であったシングルリザルトは達成できなかったが、レース展開に絡みJPROツアーでチームでレースをする、という面ではできなかったこと、できたこと、挑戦したこと、全て含めてとても収穫のあるレースになったと思う。

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2日目はクリテリウム。1周2.9kmのL字コースを17周の49.3km。道幅は広く昨日に続き、インターバルはあまりキツくないコース。おそらく逃げはできるが、最後はまとめられてスプリントになるだろうと予想がつくレースだった。この日は自分は集団ステイで最後のスプリントに備えると決めて出走。レース後半の位置取りがカオスになった状況でいかに冷静に強豪トレインの後ろに入れるかが自分がベストリザルトを出す肝だと考えていた。2周目の周回賞をエリックがロケットスタートを決めてくれて獲得。そして序盤の動きには横矢が主に対応してくれた。中盤にできた決定的な逃げにアヴニールを乗せることができなかったのは前日のロードレースでの反省と同様、まだまだ実力やチームとして動くという意識とともに、改善していく必要を感じた。

決定的な逃げができ、残り周回数が減っていくと共に強豪チームがトレインを組み出し、ペースは上がり、集団内の位置取りが本格的に始まる。ラスト1周に入る直前の向かい風区間で集団の前方に出るチャンスが訪れ、GM自ら引っ張ってもらう。がしかしここで冷静さを欠いてしまい、アヴニールのトレインは崩壊し、自分もほぼ単独で逃げにブリッジすることになり、脚を使い切ってしまい、ラストラップを先頭から5番目ほどで入った地点でオールアウトしレース終了。チーム全体のリザルトとしても最終周に先頭に選手を残すことができず、良いリザルトを収めることができずにレースを終えた。

f:id:kazuki_watanabe_k:20230228014329j:imagephoto jbcf公式

2日間を通して良かったことは1日目は自分、2日目はエリックが逃げに乗り周回賞を取れたこと。これまでにない動きや、メディアに露出するという意味でも良かったと思える。それに今回は結果に繋がらなかったが、チームで結果を追い求めるために行動したことによって、チーム全体が一歩ステップアップできたのではないかと思う。今回の開幕戦も結果は残せなかったが、展開次第では光が見えることを実感できたレースになった。レース毎に常に思考し続け、成長を遂げていき、今年こそは結果を追い求めていきたい。

次戦は1週間後3/4.5の静岡県富士市にて開催される富士クリテリウム。アヴニールとして出場します。引き続きの応援宜しくお願い致します!

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