かず日記

Avenir Cycling Yamanashi / Juntendo University / Promotion x Athletes CYCLING

2/25.26 JPROツアー開幕戦 鹿児島ロード•クリテリウム

2023シーズン初戦、鹿児島県志布志にて開催された鹿児島大会ロードレース、クリテリウムに参加してきました。結果は以下の通り。

2/25 ロードレース 55位•周回賞獲得

2/26 クリテリウム 51位

まずは1日目のロードレースの振り返りから。1周6.5kmの周回コースを20周の130km。登りは1箇所のみのフラットでコーナーも少なく、インターバルもかかりずらいコース。集団だと楽だけど逃げるとなると途端にきつくなる、そんなコース。

この日の目標はただ完走することではなく、チームからシングルリザルトを出すことであった。アヴニールとしては主に自分、横矢、瀬戸口で有力チーム含む逃げにはチェックに入り後手を踏まないよう気をつける。新規加入のカナダ人のエリックは、基本集団ステイで最後のスプリントに備えることを前提としレースに挑んだ。

レース開始直後から逃げを目論んだアタック合戦が始まる。アヴニールとしても乗り遅れないよう前半は主に横矢がメインにチェックに入ってくれたものの、後半への温存を考えすぎた自分は多く動くことはできず、レース展開にあまり絡まずにレース前半を終えた。しかし、この辺りから集団の動き方や走り方が掴めてきて位置取りがかなりしやすくなった。そしてレース中盤、キナン新城選手が動いたタイミングに上手く合わせることができ、既に逃げていた2人を吸収し計7人の逃げを作ることに成功。
f:id:kazuki_watanabe_k:20230228012754j:imagephoto bicycle clubより。

その際タイミングが良く周回賞も獲得。ここまでは前半のミスを取り返すことができ、これまでできなかった動きをJPROツアーで出来たことは素直に嬉しく思えた。だが逃げ始めて4周ほど経ち、ゴールまで残り4周を切ったあたりで脚は完全に売り切れてしまい逃げからドロップ。その後ペースアップしたメイン集団からも半周もしない内にドロップし55位でフィニッシュ。アヴニールとしては最後にエリックをスプリントで絡ませることができるよう、瀬戸口、横矢が集団に残っていたが、集団分裂の際に前に送り込めなかったことや、エリックのスルーアクスルが外れかけるなどの予想外のトラブルが相まり、瀬戸口の30位がチーム最高位としてレースを終えた。目標であったシングルリザルトは達成できなかったが、レース展開に絡みJPROツアーでチームでレースをする、という面ではできなかったこと、できたこと、挑戦したこと、全て含めてとても収穫のあるレースになったと思う。

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2日目はクリテリウム。1周2.9kmのL字コースを17周の49.3km。道幅は広く昨日に続き、インターバルはあまりキツくないコース。おそらく逃げはできるが、最後はまとめられてスプリントになるだろうと予想がつくレースだった。この日は自分は集団ステイで最後のスプリントに備えると決めて出走。レース後半の位置取りがカオスになった状況でいかに冷静に強豪トレインの後ろに入れるかが自分がベストリザルトを出す肝だと考えていた。2周目の周回賞をエリックがロケットスタートを決めてくれて獲得。そして序盤の動きには横矢が主に対応してくれた。中盤にできた決定的な逃げにアヴニールを乗せることができなかったのは前日のロードレースでの反省と同様、まだまだ実力やチームとして動くという意識とともに、改善していく必要を感じた。

決定的な逃げができ、残り周回数が減っていくと共に強豪チームがトレインを組み出し、ペースは上がり、集団内の位置取りが本格的に始まる。ラスト1周に入る直前の向かい風区間で集団の前方に出るチャンスが訪れ、GM自ら引っ張ってもらう。がしかしここで冷静さを欠いてしまい、アヴニールのトレインは崩壊し、自分もほぼ単独で逃げにブリッジすることになり、脚を使い切ってしまい、ラストラップを先頭から5番目ほどで入った地点でオールアウトしレース終了。チーム全体のリザルトとしても最終周に先頭に選手を残すことができず、良いリザルトを収めることができずにレースを終えた。

f:id:kazuki_watanabe_k:20230228014329j:imagephoto jbcf公式

2日間を通して良かったことは1日目は自分、2日目はエリックが逃げに乗り周回賞を取れたこと。これまでにない動きや、メディアに露出するという意味でも良かったと思える。それに今回は結果に繋がらなかったが、チームで結果を追い求めるために行動したことによって、チーム全体が一歩ステップアップできたのではないかと思う。今回の開幕戦も結果は残せなかったが、展開次第では光が見えることを実感できたレースになった。レース毎に常に思考し続け、成長を遂げていき、今年こそは結果を追い求めていきたい。

次戦は1週間後3/4.5の静岡県富士市にて開催される富士クリテリウム。アヴニールとして出場します。引き続きの応援宜しくお願い致します!

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